エルフについて

「昨日、家族と一緒に食事をしましたか?」

あなたは、この問いかけに「はい!」と答えられるでしょうか。

日本人の「食」は戦後、飢餓から飽食へと大きく変化し、世界でも類を見ないほどの恵まれた環境のなかにあります。
しかし、その一方で何か大切なものを置き去りにしてきたのではないでしょうか。

  • 生きるために他の生き物の生命をいただいていること
  • 家族が食卓を囲み、顔を合わせて語り合いながら一緒に食べること
  • 同じものを食べ、同じ時間を過ごしながら思いを巡らせること

「食」は生きるための基本です。

もっとも身近な食卓は、家庭の愛情や信頼の礎であり、一緒に食事をすることを通じて、子どもたちが様々なことを学ぶ場でもあります。

そこはアイデンティティの確立だけではなく、学びのエッセンスに満ち溢れています。それゆえに、「食」は「身体と心を育む」ことができるのです。

しかし、その「食」が乱れ、食卓が崩れつつあることが静かに、そして着実に進んでいます。その影響は、子どもたちの心身に顕れているようです。その危機感から、教育現場を中心に食育が推進されています。ところが、「食」への関心は依然、低いままです。

しかし、いまほど「食」の見つめ直しが求められている時代はありません。私たちはその端緒として、食料の多くを輸入に頼っているからこそグローカルな視点にたち、「食べることは共感の場」を旗印に、次世代に伝えるための「食の学び場」づくりを目指します。そのために同じ思いの人々を結びつけ、仲間意識を培いながら分かち合いをも学べる好機は「食」にあることを捉え返し、生きる糧を育む地域の発展につなげます。

滋味を伝える

“ おいしい” では表現しきれない豊かで奥深い日本の味「滋味」。

現代日本の食風景から縁遠くなり、忘れ去られようとしていますが、日本の食文化を特徴づけるその意味と味覚の大切さを伝えていきます。

身土不二を大切に

いのちを育む食の基本は身土不二。

これは「人と土(環境)は一体で、人の命と健康は食べものに支えられ、食べものは土(環境)が育てている」という考え方です。故郷の味を大切にし、それを育てている山、土、水、海のことも一緒に考えていきましょう。

この当たり前に気付き、選ぶことで「何かが変わる」ことを呼びかけます。

和食観を活かす

和食文化がユネスコ無形文化遺産に登録されました。

しかし、ユネスコ無形文化遺産保護条約の本来の意図は、「危機に瀕している文化」を保護することにあります。 和食文化は料理そのものではなく、知恵や技術が受け継がれてはじめて成り立ちます。 日々の食を見つめ直しながら、和食の良さを活かせる食の在りかたを提案します。

よい食事・美しい食べ方を求める

食は身体と心を養うもの。

食事の場は「コミュニケーションの場」でもあります。

他者と食を楽しむ大切さを、ともに考えていきましょう。

法人概要

名称
一般社団法人エルフ英文:education for life and food
設立
2019年3月5日
所在地
〒162-0801東京都新宿区山吹町363丸木ビル3階
連絡先
TEL:03-6265-0978FAX:03-6265-0961
事業内容
  • 「食の学び場」づくりの企画立案と実施事業
  • 食の理解を助ける刊行物等の発行事業
  • 食の理解を深める講演会等の事業
  • 食が体験できるツーリズムに関する企画と実施事業
  • 関係諸団体との協力関係を増進するための事業
  • 前各号の事業のほか、当法人の目的を達成するために適当と認められる事業
定款
定款(626KB
事業計画書
予算書

賛助会員一覧